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2009年8月

2009年8月30日 (日)

アートディレクターの死

「広告にアートディレクションは、もう要らない」友人のADが嘆いている。がんばらなくていい。テレビCMと同じでいい、という状況が20年前から続いている。

雑誌広告や新聞広告のクリエイティブの時代終わっている。テレビCMがそうなら、説得媒体の新聞はちゃんと語ろう、ポスターはアテンションを獲得しよう、雑誌ではセグメントされたターゲットにこう攻めた方が効果がある、ラジオは想像力をかきたてるようにもっていこう、、、大昔のクリエイティブ会議だった。

今は、販売につなげるには話題にしてもらう「バイラル効果」を最大限に高める方法を考える。テレビCMは必然ではない、うまくネットや携帯で引き出せれば最高。こんなオリエンでは、アートディレクターの席はない。

志のあるアートディレクターは、総合プロデューサーとして生きていくエージェンシー型ADか、グラフィック・デザイナーとして、パッケージをやっていくしかない(どんな時代になっても、商品パッケージがなくなることはない)。

欧米でも、新聞広告が少なくなり、シカゴトリビューンなど名門新聞社の身売りがニュースになっている。ネットやテレビと異なり、認識を深めるために雑誌広告が機能している。

ビルを使った電気自動車のビルボードや、あなたが吸ったタバコのお金で、クルマを買えたかも知れないと訴える禁煙キャンペーンとか、Aao062209ss楽しませてくれている。平面広告の力が、日本で見直されていいのではないかと思う。 Preview_98_73cawvy5ba

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2009年8月28日 (金)

望まない望み

「お望みは、これじゃないでしょうか?」と聞いてくるのが広告です。

「お望みは、これでしょう!」と決めつける広告は誰でも好きになれない。「お望みは、これじゃないかも知れないですが」とつつましく言うのがいいですね。「あなたは、これ、これ、これを望むべきですよ!」と言いたくてしょうがない広告主が世の中にはたくさんいます。

良心派クリエーターは、ここで広告主をいさめることになります。でも、もう疲れちゃって、その要望に近づけるよう、けなげに努力してしまう今日この頃ではないでしょうか。

そして、なんでもかんでもバイラル効果。どれだけホームページに誘導できたかが、次の取引につながる重要なポイントになります。

そんなわけで、マスメディアを離れて、デジタル展開にウエイトがかかり、広告会社のビジネスモデルにない展開になります。

WPPのこの3-6月の利益が、47%減少したそうです。仕事の半分以上が、デジタル領域になった結果だそうです。この前のブログでご紹介したクリスピンのハインツケチャップのウエブCMでも「このキャンペーンは、メディアに1ドルも使っていません」とアナウンスしていましたよね。

広告主の宣伝部の機能を社外で遂行するために生まれた”ワンストップ・ショップ”の広告会社の概念を崩壊させています。

欧州型の60人から200人の小規模の広告会社になる必要がありそうです。でも、欧州のサパン法(コミッション料で不当に利益を得ないようにするために、広告会社がメディアと制作を1社で扱ってはいけないという法律)がない日本では、これに踏み切るにも難しい。

「お望みは?」という回答を、広告会社が、自身に対して出す時間が迫っています。

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2009年8月26日 (水)

ほめ殺し。

「あなたのジャマイカの国歌を、覚えてしまった」

世界陸上で驚嘆の記録をつくったボルトに対して、あるドイツ人が言った言葉です。

ボルトの今回の活躍に対する最大級の絶賛だと思います。実際は、他の国歌など覚えてないと思うけど、彼の気持ちをくすぐるいい言葉だったのでは。

広告は、最適の褒め言葉の探しっこゲームです。ボルトに捧げたこんな言葉を、マーケティングを使い、探しているのだと思います。

高額商品では、買う人を褒める。廉価な商品では、商品を褒めるのが、ルールです。

古いルールはさておき、クリスピンがまたやってくれました。植物を褒めると成長が早いと、実験で成功したとか様々聞きますが、ハインツ・ケチャップのウエブ・ムービーで、その実験をして話題を呼んでいます。

インターネットで、2種類のトマトの苗木を映し出して、ひとつだけに、褒め言葉をかけて、どう差がでるかを試す同時進行型のバイラル・ムービーです。

結論は、まだ出ていませんが、ひとつだけ言えること「ハインツのように”ケチャップ”を育てる人はいません」というキャッチフレーズが効いています:

http://www.youtube.com/watch?v=foF1MmpRNnw

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2009年8月24日 (月)

寂しかったら、ツイッター

今日は、”Twitter”ツイッター体験をご紹介します。

「アメリカで爆発的に流行っている」との話に、軽佻浮薄な私は乗ってみました。喩えは悪いですが、”情報ストーカー”集団のサイトという感じです。

ブログサイトを持っている人々(本名を名乗っている人はいない、ハンドルネームのみ)の中から、興味のあるブログ(例えば、写真とか映画とか海外動向とか)を選びます。これが、あなたが「フォローしている」人々になります。

これらを合わせて登録すると、数10分以内に5,6人がリンクしてきます。これがあなたが「フォローされている」人々になります。この人々は、時間とともに増減していきます。

あなたのツイッターのサイトには、あなたが「フォローされている」人々の人数が常にカウントされて表示されます。フォローされている=注目されている、みたいないい気分にさせてくれます(でも、実際は、セクシーな女性が誘ってきたりするのもあり、要はどこかのキイワード検索で”つながってくる”わけです)。

”つながっている”感こそが、ツイッターのツボだと、いまさらながら思いました。

「広告について話したい」とか数10字で自己アピールするわけですが、”広告”は乗りの悪いキイワードみたいで、人気薄ではあります。人気がある、即ち「フォローされている」人数が多いのは、楽に楽しめそうな「写真」関係ブログがいいみたいです。

「(自分は)いまなにしてる」を140字以内でまとめて、ブロガーと交信するツイッターは、正直めんどくさいですね。

海外のソーシャルネットワークが、日本で苦戦しているのは「個人が社会に向かってオープンではない国民性による」という論評を見たことがありますが、これはすぐに変わっていくでしょうね。

ソーシャルネットワーク(Facebook,Myspaceなど)は、自分を友達にオープンにすることで、自分を大きくしていく。ツイッターは、自分の趣味趣向で、サブカルチャーとつながっていく。好奇心が、外に向かうか、内に向かうかの違いかもしれません。

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2009年8月20日 (木)

テレビより面白いCM

CMは、わざわざ見てもらうものだから、楽しんでもらって(その代わり)、商品やサービスの良さを知ってもらって、存在意味が生まれます。今回は、そんなCMの基本を楽しんでいただきたいと思います。

Preview_125_93_1 米国の携帯電話サービス会社の”影人形”。情報で触れ合いましょうという古典的なアプローチです(ちょっと、渋谷のビルを使ったX-boxのイベントCMに似ていますが)微笑ましいので許したい:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/18/561601/show/

Preview_320_260_2 フラフープというスナック菓子のCM”DJ”篇です:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/17/561451/show/

オランダのサッカー、プレミア・リーグのファンの鼓動が聞こえるスポーツ専門テレビ局ESPNの予告CMです:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/17/561501/show/

Preview_320_260_1覚せい剤をやっていると、瞳孔が異常に開いて、お巡りさんに直ぐに分かるぞ、という公共CM:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/14/561491/show/

Preview_125_93_2 アディダスのベロニカ・キャンプベル・ブラウンを起用したCM。ボーリングボールは、平均3秒かかってピンを倒しますが、彼女は2秒でその距離を走りますという明快な作品:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/12/561151/show/

P&Gのダウニーという香りの洗剤。このアイデアは日本発だと思います:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/10/561021/show/

Preview_125_93_1caq3febu 楽しませてくれる最後のCMは、タイのマウス・ウオッシュのCM:

http://www.advertolog.com/paedia/reels/2009/08/10/560921/show/

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2009年8月18日 (火)

こびない主義

コカコーラ、P&G、ウオールマート、ユニリーバなど欧米の企業が、ソーシャルネットワークにコミットする動きが活発だ。

新製品のサンプリングやモニターリングを通じて、生活者意識の収集に努めている。

一方、バイラル・コミュニケーションを活発化して、自分たちの商品やサービスの情報を広めようとしている。

このトレンドセッターになったのが、”ゴリラ”を使ったキャドベリー・チョコレート。9.7%売上げをアップした。今年に入って”眉毛ダンス”で11.4%の売上げをアップした。以前もご紹介しましたが:

http://www.youtube.com/watch?v=TVblWq3tDwY

英国の携帯電話サービスのT-MOBILEのリバプール駅の”ダンス”は、25%のセールスアップを果たしました:

http://www.youtube.com/watch?v=VQ3d3KigPQM

最初にこのモブダンス、集団ダンスを見たとき、いきなりこれはなんだ?と目を疑いました。8月15日のブログでお伝えしたように、バイラルのツボは、毎日がエイプリルフールと思って考えればいいという英国人の機智「WIND-UP、からかう、かつぐ」というパターンが有効であるらしい。

かつがれたり、騙されるのを嫌う日本人には、ストレートなアプローチもバイラルの有効な手段かも知れません。例えば、リーバイスのホームページ、”THE NEW AMERICANS - A PORTRAIT OF A COUNTRY"というアメリカの日常生活を描いた投稿サイトも楽しめます

http://info.break.com/static/live/v1/pages/sponsors/levis/levis.html

一方、膨大な顧客情報を集積した企業は、このデータベースをもとにマーケティング会社をつくり、広告会社に制作と媒体どりを依頼すればいいという考えに至り、いち早く実行に移したのが、トヨタ自動車。

日本と海外の2つのマーケティング会社を設立したそうですが、欧米の広告会社にとって、企業の主体情報だけで広告をつくる時代は終わっているとの認識から、戸惑いを隠さず、批判が出始めています。

”環境で物は買わない”という生活者の声を無視して、プリウスを開発し、ハブリッドカー時代を切り拓いたトヨタならではの決断だろう。

舵をとるのは企業でも、生活者の風を受けて航路をとらないと、うまくいかなくなっているとデジタル時代の生活者が教えてくれているのですが、風を起こすのも企業だという捉え方が、はたして功を奏するのか、観察していきたい。

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知的な水

現代の私たちは昔の人々より、インターネットを通じてたくさんの知見を蓄えることができる。

75%が水で出来ている私たちの脳は、情報濃度が上がるとともに知的な水に変わっているのか。それとも、混濁した水になっているのか。

覚えることで、記憶が刷新されて、忘れることも増えているに違いない。

昔、史実を伝承する役割を担っていた「語り部」に文字を覚えさせ、もっと多くのことを正確に覚えさせようとしたら、記憶できなくなったという話を、丸谷才一が披露していたのを思い出す。

情報の密林にさえぎられ、光が差さなくなるように、どこかに暗部ができているように思う。たとえば、ひらめきとか「第六感」が鈍くなっているのではないだろうか。あるいは、未知に対する驚きの衝撃、感動が弱くなっているのではないだろうか。

甲子園の高校野球が、たけなわだが、試合運びが面白くない。一生懸命だけでは人を引き付けることはできない。バント作戦の連続。監督の作戦に、ひらめきがない。クリエイティブではないから飽きる。

広告は飽きられていないか。(詳しくはウエブサイトへの)”送りバント”が多いのではないだろうか。

最後に、「第六感」のCMを:http://www.youtube.com/watch?v=IJHxsAhjKAA

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2009年8月16日 (日)

ビッグ・ブラザーに支配される

アメリカの2大広告主が、就業時間でお金を払う”フィー制度”と併用して、”成功報酬”を導入しようとしています。

不況だから従来とは違う方法を採用する。「消費者エンゲージメント」と「ブランド構築」に成果をあげた広告会社に対し、インセンティブを上げようというプランです。

いまは、ブランド接点を持った生活者とデジタルな追跡が可能になっている。だから従来以上にキャンペーンの正確な成果が測れるようになったというのが背景にあります。

こうなると、勢いデジタル・エンゲージメントが主流になります。正攻法で、マス広告の戦略を立案して、それに従って、ビロウ・ザ・ラインを構築して行こうというのが、今ではバイラル効果を得られるウエブサイトやモバイルやソーシャル・ネット・ワーク等のデジタル・アプローチから考えようというプロセスに変えざるを得なくなりそうです。テレビCMでは、ブランド・ロイヤリティを測るすべはありません。

生活者の気持ち、ブランド・ロイヤルティを、数字に換算してキャンペーン効果を評価しようという動きに、違和感を感じませんか。と言っても、世の中どんどんそうなっていきそうです。

でも、今はまだ過渡期で、50年後には、消費行動はすべてデジタルマーケティングで、捕捉されていることでしょう。

”ビッグ・ブラザー”に支配される世界。1984年のマッキントッシュのあの革命的なCMを思い出します:

http://www.youtube.com/watch?v=OYecfV3ubP8&feature=related

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2009年8月15日 (土)

ヨシモトだけが笑いではない

え、どこが面白いの?みんな笑ってるのに、笑いのツボが分からない。

そんな残念な思いをしたこと、おありでしょう。例えば、欧米のバイラル効果を狙ったウエブCMには、日本人は感覚的な右脳ではなく左脳の助けで笑ってる場合が多くありませんか。

バーガーキングのウエブCMを見てみましょう(ラップで注文篇とワッパーという目玉メニューがなくなりました篇の2本です):

http://www.youtube.com/watch?v=7H-Zt6hqRWY&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=KGr4XJ7zLng

これらは、イギリス人が好む「WIND-UP からかう」ユーモアセンスをヒントがありそうです(※「『ニッポン社会』入門」コリン・ジョイス著 生活人新書出版)

毎日がエイプリル・フールであると思えば(笑いのツボが見えやすい)とのこと。

例えば、旅行で訪れたイギリス人が離日するときに、日本に在住するイギリス人が「これは日本独特のお土産の風習だ。友情の厚さを示すために、なるべく重いものをプレゼントするのが仕来たりだ」と言って、イギリスでも買える”スパゲッティを2キログラム”ほど、空港で手渡す。これがWIND-UP。

この”からかい”は、日本人はいじめと捉えがちだが、イギリス人はユーモアと捉える。このギャップに、笑いのツボが隠れているように思える。ここで、さっきのウエブCMを思い出していただくと、理解がスムースになるのではないでしょうか。ニヤッと笑える余裕もでるのではないでしょうか。

この”バイラルの起爆剤”を、日本で使えれば、もっとウエブCMの発想の幅がひろがるのでは。要は、”悪戯心”ですよね。でも、「お客さまを手玉に取るのは、よくない。ま、僕はいいと思うけど、上が反対するだろう」を説得するレトリックを考えておく必要はありますが。

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2009年8月14日 (金)

私たちは、過剰防衛する

アメリカの景気が回復基調だ。

今年の3月にアメリカの企業の大半が「8月には景気が回復するだろう」と予想していた。当時は、金融が破たんし、自動車産業が崩壊し、なにを言っているんだろうと思い、このブログでもそのように書きました。どうも、私は、間違っていたようです。

バブルが弾けて、長い”失われた10年”を体験したことに、判断が影響されていると思う。というか、どうしてあんなにかかったのかと、いま思う。

2009年上期の広告費の削減幅は、英国9.5%、米国12.5%、日本15%だそうだ。

この数字だけを捉えて、乱暴を承知で言えば、日本人は難局に直面すると、過剰に守りに走ってしまうのではないかと思う。

日本の国民性は、(特に米国の楽観主義に比べ)悲観主義であり、幸福を求める力よりも不幸に対する備えを重視する。だから、国民の貯蓄額が、世界一多い。

あまり、自分を信用していない。だから、企業が「ブランド価値を高めていきたい」と言う割には、ブランド醸成より利益確保を優先するのではないか。

だから、日本人の体質には「商品差別化広告」が合っている。体質改善を図らない限り、横並びのコモデティ化した商品をタレントイメージで差別化している愚を重ねることになる。

それにしても、ソフトバンクのスマップ起用のCMは、なんなんだろうと思う。

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2009年8月13日 (木)

アメリカ人が早起きし始めた

Twitter 今、アメリカ人は朝が待ち遠しい。

朝一番に、ツゥイッター(140字以内で構成されるショートメール)をチェックするのが、楽しい日課になっている(ヘラルド・トリビューン8/11)。

これまでのインターネット交信量は、オフィス時間の10時頃から徐々に増加していた。今や、朝7時から急激に増加している。7月の朝7時~10時の交信量が、昨年同時期に比べ、50%アップしているという調査もあります。

イラン政府のメール検閲網をかいくぐって学生たちが、反政府デモの連絡をツゥイッターでとったことで一躍注目されたメディアです。

「君が美味しいと思うシリアルは何?」みたいな他愛のないことを聞くのに、わざわざ電話で聞くのははばかれる。短文のツゥイッターが丁度いいというのが、アメリカ人が重宝している理由だそうだ。友情のスキンシップもできる。

ところで、日本のネットファンの一部で話題になっている「ウエブ面」というのをご存じですか。

毎週木曜日の産経新聞をお求めください。”ウエブ界の先端の話題”で紙面を埋めたページに注目です。

因みに、新聞は取っていないという方には、アイフォンのアプリに「産経新聞」があり、日本初、無料で全面を閲覧することができます(肖像権がある広告は、グレーになって見えないようになっていますが、それ以外は株価の小さい数字まで見れます)。

ショートメールがアメリカ人の行動様態に変化をもたらし、日本では、ウエブ情報を新聞が取り上げ、携帯で新聞全面が読める。ウエブを起点にして、どんどん私たちは、情報感度を高めていきます。「広告」のポジションを再定義する必要があります。

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2009年8月12日 (水)

手を変え、品を変え

4goldfish081009 スーパーやコンビニで並んでいる商品が小さくなっていることに気づかれていると思います。今年の前半に多く見られた”価格据え置きダウンサイズ”商品です。ダウンサイズしたのが、少子化家族にはむしろ適量になり、ヒットしました。

今、アメリカでは、この逆を行く販促策が展開中だそうです。”価格据え置きボーナスサイズ”商品が、スナック、家庭用品などへ波及し始めました。

仕掛けは簡単です。価格はそのままに、最初のダウンサイズする前のボリュームに戻す”BIG BRAND , BIG SAVINGS(大きくなって、大きく節約)"プロモーションです。まるで、手品のように、変わらない右手(価格)に注意をさせて、左手(容量)を変える。

別にパッケージグッズだけが手品師ではなく、クルマ等の大型商品でも、オプションの数を減らしたり増やしたりして利益操作しているわけですから同じです。賢い消費者より、私のような人のいい消費者の方が多いので、この作戦は成功します。

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2009年8月11日 (火)

ゴジラの逆襲

Comcasttown080709 デジタルな未来生活を描いた米国COMCASTのCMが、話題になっている。

日本のゴジラが、著作権無視で現れてしまい訴訟沙汰になっているそうだ。

訴えているのは、日本の東宝。訴えられている広告主のCOMCASTは「このキャラクターには、著作権はないでしょう」と言っている。

東宝は3月の時点でオンエア中止を訴えているのに、無視されて5月までオンエアされたと遺憾を表明している。YOUTUBEでも、そのゴジラCMは取り下げられているので見れないが、他の一連のシリーズCMが見れます:

http://www.youtube.com/watch?v=UKVt7BW6Nf0&feature=PlayList&p=35843AE87AC564FB&index=41&playnext=2&playnext_from=PL

未来都市を描いてあるのに、ビデオゲームの稚拙な映像のため、親しみを感じさせるものになっている。でも、そんなあどけない顔をしていても、著作権無視は違法ですね。

ここのところ、あどけない顔をした人が、いけないことしますからね。

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2009年8月10日 (月)

関係ないようである

人間は、自分に関係のないことにはきわめて無関心です。

情報洪水の中の泳ぎ方でもあるでしょう。

そんなわけで、自分に関係があるかどうか、”RELEVANCY(関連性)”をフィルターにして、広告の取捨選択を行っています。

共通の”レリバンシー”をもっている者同士が集まったところが、SNWソーシャルネットワークですが、コカコーラやP&G、ウオールマート等など、米国の企業がこぞってSNWでコロニーづくりをしています。サンプリングやモニターをして新製品のR&Dを試みています。日本でももっとこの試みがなされるべきだと思いますが、如何でしょうか。

同種が群れをなすコロニーと言えば、蜂が典型ですが、米国の蜂が、2005年からなんと1/3が消滅しているそうです。誰もこの原因を特定できた学者はいません。米国農林省の発表では、50万のコロニーが、05年~06年に消滅。80万コロニーが07年に消滅したとあります。

遺伝子組み換えのトウモロコシ畑のそばの梨の木は、なぜか結実しないという5年前の米国の話もあります。結実させる蜂が、花粉を運ばないからという仮説があったのですが、遺伝子組み換え戦略を進める政府や生物学者に顧みられなかったという話が、反対運動団体のサイトにありました。

たくさんの広告主が、SNWに入り始めてマーケティング活動をし始めると、”蜂”の動きが鈍くなるのではとの懸念もあります。

花粉を運ぶ媒介がなければ、美味しい果物が食べられなくなる。この話、意外とあなたとの”レリバンシー”を感じませんか。

キューピーヘッドからQPへ。

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2009年8月 9日 (日)

ウソであってほしいと思うホント

酒井法子、元国民的アイドルが、覚せい剤の常習犯だったかも知れないと、バッシングを受け始めている。しかし、彼女に本当に必要なのは、心理カウンセリングではないかと思う。

イメージと事実が大いに違う、誰も想像もしなかったことは、話題になりやすい。世間の好奇の対象になる。

広告主から求められているバイラル効果を高めるには、このようなイメージと事実のギャップを発見することでもある。

でも、これはそんなに簡単なことではないので、「虚偽事実」をつくり、ウエブムービーで展開して、話題を集める。hoax(フオックス=騙し、人をかつぐ)という手法である。クリスピン、ポーター&ボガスキーが、ユーモアをこめて常套的に使う手口でもある。

ウエブサイトでは、「虚偽事実」は許され、現実の世界では犯罪になる。バーチャルとリアルな世界に生きる今の私たちにとって留意すべきことでもある。

キューピーヘッドからQPへ、

ウエブサイトを覗いてください(虚偽事実は多分ありません(www.qp21.jp

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2009年8月 6日 (木)

分かりあえれば、言葉はいらない(とも言える)

「感性を表現するには、文字は無力だ」ある若者が言っていた。

絶え間なく明滅し、屈折し、激しく変化する感性を、文字は伝えられない。そう言われれば、携帯電話やパソコンのワード・プロセッサーが、集録している乏しい語彙では無理だ。

逆に言えば、感性を共有できれば、文字が要らないとも言える。

こんなCMができれば、凄い。ミニマリズムなCM。

ターゲットを「隣にいる人」くらいに狭める必要があるかもしれない。もしくは、人間の根源的な欲求に訴えれば、”エモーショナル・コミュニケーション”は可能です。

考えてみると、この感性訴求を100年前からやっているのが、ミュージック・ビデオです。では、ちょっと見てみましょう。と、言っても、これ、どうなのかなあという感じではあります(THE DEAD WEATHERの"TREAT ME LIKE LIKE YOUR MOTHER"):

http://www.youtube.com/watch?v=M7QSkI6My1g

キューピーヘッド

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2009年8月 5日 (水)

白昼夢なCM

Palmpre073109 「気持ち悪い」ということで話題になっているCMがあります。

モナリザの絵画を思わせる田園風景、マグリッドの青空、そんな背景に女性がいて、白昼夢とか前世のリ・インカーネーションとかを視聴者に話しかける携帯電話のCMです:

http://www.youtube.com/watch?v=F9aPp2ldO_k&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=DG0P8_O8u64&NR=1

美しい映像で、彼女が変なことを語りかけるわけです:ある日の午後、公園を歩いていて、奇術師を見た、彼女はとても上手かった、そして変なことには、たくさんの玉を空中に投げれば投げるほど、いとも簡単にやっているように見えた、、これって、デジャブな感じでしょ。

これがアイフォンに似た携帯電話(Sprint Palm Pre.)のCMですから。CMを見ている方が、変な気分にさせられて、罵詈雑言が浴びせられています。

このCMのトラウマになったということで、YOUTUBEにパロディ:

http://www.youtube.com/watch?v=pr4oNfF4_Fo

「デジタル・エイジになって、私が学んだことがある。面と向かって言えないことをメッセージ化できるので、無責任、失礼なことを平気で人は言うようになった」と制作者は怒り心頭です。

珍しく両方の意見に、うなづいてしまう事例でした。

キューピーヘッド

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2009年8月 3日 (月)

美しい錯覚

広告は錯覚です。ちょっと幸せになれるかも知れない、ちょっと楽しいかも知れないという錯覚、美しい期待を通じて商品を買ってもらいます。

幸せや楽しさを感じられれば、リピート効果が生まれ、商品がたくさん売れます。

もう一つのリピート効果は、情報伝達にも生まれます。バイラル効果です。

昨年1年で、欧米の広告主は、バイラル効果をつくるために、1兆5千億円をソーシャルネットワーク、オンライン・コミュニティ構築やブログサイトに投資しています(PQ Media調べ)。

コカコーラ、ペプシ、P&G、ウオールマート、コダック等が、母親向けオンライン・コミュニティをつくって、昼食会、サンプルモニターなどを行って成果を得ています。日本の主婦層にこの方法論がそのまま通じるとは思えないところが悩ましいところです。

別の調査(YouGov's BrandIndex)では、ブランド価値を伝える広報・広告活動に比例して、バイラル効果があると伝えています。

その結果、バイラル効果獲得ベスト3(米国)は、1.フォード 2.LG 3.マイクロソフトだったようです(GMが倒産・解体される一方で、フォードは復活しています)。

そしてバイラル効果とは別に、P&G、ユニリーバのように、新製品開発等のR&Dに投資を惜しまないと宣言しています。

ブランド価値を再認知させて、不況流通のPB商品に負けた失地回復に取り組む欧米企業の方針と行動です。日本の場合、企業の広報費の使い方を今一度考える時期にきているように思われます。

キューピーヘッド9545764  

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