« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »

2009年9月

2009年9月30日 (水)

もしもあなたが

深夜2時、あなた一人がオフィスに残っている。明日提出のテレビCMの企画が出来ない。巡回中の守衛さんの靴音が聞こえてくる。

恐ろしいことに、これが夢ではなく、現実に起こっている。あなたがクリエーターなら、こんな経験はざらにあるはず。ない人は、クリエーターとしては、まだまだですね。

ところで、こんな時のクリエーターを救ってくれるものは?先輩が教えてくれたことを思い出してください。英語2文字の"IF"です。

”もし、この商品が世の中になかったら?”という「飢餓法」という生活者インサイトを探るマーケティングの調査手法があるのを見ても、有効だとお分かりいただけるでしょう。

”もし、小さな手の大人がいれば””もし、人のために何かするなら””もし、失ったものを奪い返せれば”等と仮定することで、いろいろなアイデアを引き出してくれます。

実例:・バーガーキングが、安い小さなワッパーJr.を新発売=もし、小さな手の大人がいれば、ぴったり:

http://www.youtube.com/watch?v=C89uOeDL9Gw&feature=related

・難路の踏破性がいいヴォルクスワーゲンの4WD=もし、人のために何かするなら:

http://www.youtube.com/watch?v=RMP55VDt9aw

・いつものAxeの制汗剤の威力を=もし、取られたものを奪い返すことができるなら:

http://www.youtube.com/watch?v=YzSQtMhC_Xg

”if”は、現状をひっくり返す、誇大に見てみる、夢を可能になど、クリエイティビティが湧き出してくるツボですね。ソフトバンクの父犬だってそうですね。これで、会社の堅いソファーで寝ることが無くなればいいですが。

キューピーヘッドからお知らせ。QPのサイトで、バーガーキングの話題になったワッパーの企画書が、日本訳で読める唯一のサイトです。ご高覧ください。9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月28日 (月)

理想はたたくためにある

最近の政治状況を見ていると、与党の理想論に対し、現実論の野党が、せめぎ合っているように思われる。ダム工事中止問題ひとつをとってもそうだ。

そこに、マスコミの論調も”それじゃあ、急カーブを切れないよ”という現実直視の忠告を行う。これが、日本という「嫉妬の国」の真骨頂だろう。理想の向かうところがいいと思うなら、一旦協力してみようと、何故思わないのか。現実はこうすれば克服できるかも知れないという建設的な提案を、何故マスコミが出来ないのか。人の困った顔を見るサディスティックな快感を演出している。

「国が国民になにが出来るかではなく、国民が国になにが出来るかを問うてほしい」というケネディ大統領の就任演説を引用するまでもない。

広告に話を転じると、同様の傾向が見てとれる。理想をかざす欧米の”ブランド広告”が、現実優先の日本では育たない。マインドシェアよりマーケットシェアである。

ギネスというアイルランドの黒ビールがある。酒場での議論にとどめをさすために、世界記録を集めたギネスブックを作った。こんな感じで、マインドシェアを獲得する方法は、マーケットシェア拡大につながっていると思うのですが。

ギネスビール、ステラビールとオーストラリア・ビールのCMトップ10等、ブランドCMの醍醐味をどうぞ:

http://www.youtube.com/watch?v=x1nxxVe5pTs&feature=fvw

http://www.youtube.com/watch?v=iEkg_hKAbvs&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=Tl6PbJeAaJ8

キューピーヘッドからQPへ。広告効果を顕彰するエフィー賞グランプリのバーガーキングの広告等を集めたサイトをご紹介します。9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月27日 (日)

コーラ戦争

コカコーラの発明者は、John Pembertonジョン・ペンバートンだそうですが、これをコカコーラのFacebookのファンクラブで知りました。

コカコーラがFacebookやtwitter等のメディアに真剣に取り組んむというニュースがあったので、3,711,645人が参加しているファンクラブに入ってみました。

世界で、1日に10億人が飲んでいるコカコーラですから、面白いコンテンツがあるだろうと期待したのですが、ハズレ。1n8835909826_1790

the cola wars-pepsi vs coke コーラの戦いーペプシVsコーラのファンクラブもありました。コーラがペプシを取り囲んでやっつけている写真のように、コーラがペプシを負かすクラブ?!会員が「僕のお父さんは、コーラで働いている」とか、ちょっとしたプロパガンダ。 

1safe_image_2 ペプシのFacebookファンクラブを覗いたら、こっちの方がクリエイティブでした。”REFRESH EVERYTHING”のコンセプトで、楽しく寄稿されていました。

とにかく、ソーシャル・ネットワーキングで、戦いが繰り広げらているというご報告でした。

キューピーヘッドからQPへ。ミニッツメイドが、中国展開にどう成功したか?その他、バーガーキングの販促キャンペーンをご紹介したウエブサイトをご覧ください。9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月26日 (土)

秘すれば花

「やり過ぎず、抑え過ぎず」を一語で表現する”Lagom(ラゴム)”というスエーデン語があるそうだ(Newsweek)。

イケア、ノキア、H&Mなど、不況にも強く売れているスエーデン製の秘密は、機能的でスマートなデザインにある。それが、”ラゴム”だというわけです。

隣国のノールウエイ語にもなく、英訳では「suitable、ぴったり合った」。でも、微妙なニュアンスは伝わってこない。

一語で表現している日本語もないが、世阿弥の「秘すれば花」が近い。美しさは、抑えてこそ美になるという室町文化の審美眼に”ラゴム”を感じる。

日本人のデザインセンスに、”ラゴム”があるはず。でも、携帯電話、時計、家具、クルマ、ロゴマークのデザインなど、うまくない(と、思いませんか)。スエーデンを学んで、いまの「秘すれば花」を生みだしてほしい。

広告では、スエーデン人のADに聞くと「我々は、長い暗い冬を体験するせいか、ブラック・ユーモアが好きだけど、他の国に通じなくて」と嘆いていたのを覚えている。1swedishtv6

  手に釘をさして「テレビのためならなんでもやる」というコピーがあるローカルテレビ局の雑誌広告。
白夜の眠れぬ夜が、相当こたえているようですね。

1swedish_the_roy_awards_jpg_2「あなたの眼を30秒貸してください」というポップアート展のポスター。そこで、血が滴り落ちる目玉を手にしています(ここでは、ラゴムは忘れてください)。

1national_museum_of_science_tech_2 お口直しに、スエーデン科学博物館のポスター。アインシュタインの有名な舌出し写真のパロディですが、何か?

キューピーヘッドからQPへ。世界の成功キャンペーン事例集のサイトが更新されました。クリスピンのバーガーキングや制汗剤のAXEの事例をご紹介してあります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月25日 (金)

最近わくわくしてますか

「テレビCMは滅んで、インターネット・コミュニケーションが勝つ」

アドエイジの論説委員ボブ・ガーフィールドが、著作”カオス シナリオ”で発表し、とても物議をかもしています(と、以前のこのブログで申し上げました)。

最近、彼が、優れたCGA(消費者制作広告)を紹介しています。こういうのが、プロの制作したCMを駆逐すると言っているものです。

手作りアイテムを売買するフリーマーケットのサイトのCGAです。ボディコピーが明快に、このサイトの良さを紹介しているものです:

たくさんのロボットがいるでしょう。
彼らはとても悲しい顔をしています。
退屈な大量生産のものを作らされているからです。
環境にいいし、地域経済にも役立っている
私たちのハンドメイドが売れるたびに、
このロボット達を解放し、幸せに出来ると思うと
私たちは幸せな気持ちになります。

http://tv.etsy.com/contests/handmademoment/vote/4HFMLP1GZHZDDDGD

4etsy2092109 


昔のロシアのロボットのようなCG合成アニメも微笑ましくて楽しいです。確かに、ハンドメイドの良さを伝えるコピーは認めましょう。でも、15秒CM文化圏にいる目には、もっとスピードのある刺さり方を探るのが、プロだと思うのですが。

一方、認めるべきは、生活者”インサイト”をしっかり捉えているところです。ここでの”インサイト(購買に導く生活者の心理洞察)”とは、「作っている人を退屈させるものは、きっとつまらない」。逆に言えば「作っている人をわくわくさせるものは、いい」。

広告制作に携わっている制作者が、立ち止まって考えることです。

「いい”インサイト”は、何千のアイデア、何千のコマーシャルに値する」(Phil Dusenberry 元DDBO北米チェアマン)という言葉に促される”インサイト”発見ではあります。

キューピーヘッドはQPへ。広告効果を顕彰したエフィー賞09年のグランプリ受賞のバーガーキングの事例をご覧いただけるサイトです。9545764

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年9月23日 (水)

心は向日性

「あなたの生まれ育った故郷が、水没することを止めたい」

八ツ場ダムの人々の心に、この言葉はどう反響するでしょうか。

今や必要がなくなったダムであっても、中止するにはもったいないという理由で、失敗をあがなうことなく進められる工事に、群馬県長野原村の人々の心は痛まないくらい疲弊しているのでしょうか。

民主党のマニフェスト論は要らない。前原国交相の口から、人々が足を踏ん張って立ってきた大地の話をしてほしい。

情報洪水に、言葉は溺れ、水底に沈んでいった。いつの間にか、広告のコピーも、テレビCMの映像に負け、台詞になり、無機質になってしまったように感じられる。

でも、生きている言葉、突き刺さる言葉は、必ずある。

"IMPOSSIBLE IS NOTHING"「不可能なんてない」というコピーは、午前4時の勇気を奮い立たせてくれた。

"THINK DIFFERENT"「人と違うことを考えよう」、こんな端的なコピーに、濁った眼からウロコが落ちた。

「真のクリエーターが破るために、ルールはある。法則からは、優れたクリエイティブは生まれない」ビル バーンバックの言葉が、まぶしいと思った。

「不可能と思った瞬間、ひとは自分の限界をつくっている」大貫卓也氏の言葉に大きくうなずいた日を思い出す。

言葉は心に届く。閉ざしている心をこじ開ける力をまだもっている。むしろ、人はそんな言葉を求めている。

コピーライターのキイボードから贈られる言葉を、あなたもわたしも待っている。http://www.youtube.com/watch?v=IZuOtNwa-jk&NR=1

キューピーヘッドからお知らせ:                             QPが、ボリューム2へ。サイトが更新されました。バーガーキングの”ワッパー”キャンペーンの全てが提示されています:http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月22日 (火)

ワイン・ソムリエが、ヒマだそうです

不況で、お酒はどうなんだろうと思った。

ワイン消費は、不況であろうが好況であろうが、飲む理由にはこと欠かないので、減らないそうです(Fortune9月号)。

でも、今年の世界の上半期のワイン売上高は、25%減(Just-drinks.com)。量は減ってないけど、安いワインにみんな切り替えているらしいですね。

また、世界的に「内食」が増えて、高いワインが消費されるレストラン客が少なくなったことも原因。こうなると、ワイン業者は、売れない高級ワインを値引きして売るようになります。これが25%減の売上に。レストランでは”ワイン半額デー”が増えているそうです。

飛行機の中でのエコノミー席のワインサービスがなくなったり、ワイン業界以上に不況なのが航空会社。JALは、DELTAかAMERICAN AIRの資金援助をうけて苦境を切り抜けようとしています。

JALは、どちらに好感を覚えるか、両社のCMを見比べましょう。最初はデルタの従業員サービス篇とアメリカンのタレントCM(ケビン・スペンサー起用):

http://www.youtube.com/watch?v=W5cgHfAu0Os

http://www.youtube.com/watch?v=0JQ8jNAodu0

両方とも凡庸な出来ですが、タレントCM撲滅を主張する当ブログとしては、アメリカンはダメですね。みなさんはいかがですか。

キューピーヘッドからQPへ:http://www.qp21.jp成功した海外キャンペーンを収集したサイトです。9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月21日 (月)

負けゲームをそろそろ止めよう

いけないと思っていても、ついやってしまうことって、ありませんか。

タレントCMがそのひとつですね。

15秒のCMでは、ネーミングとその利便イメージしか伝えられない。だから「詳しくはウエブで」のメッセージで済ませる。この状況で、少しでも爪あとを残すには、タレント”の”記号性”に頼る。

タレントを使わない場合は、CMの認知度が低いというデータもある。だから、ほぼ全企業、右へならえで、タレントに頼る。”企画本位”と言っていながら、ついタレントにあったCMを企画する制作者。

日本の企業にとってブランドとは、”商品ブランド”のことであって、売れなくなれば商品を変え、タレントも変えればいいと気軽に思っている。

だから視聴者の混乱無視、企業都合で、NTTのCMタレントだったスマップが、ソフトバンクに移ったり、パナソニックのデジカメ・ブランドでは機種違いで、まったく異なるイメージのAYUと樋口可南子が共存している。ここはどこ、私はだれ?状態を誰も気にしない。

テレビCMを効かなくしているのは、CMの送り手である。

話しかける相手の知性を信じる。「広告質」に責任を持つことがブランドの責任だ。

キューピーヘッドはQPへ。キャンペーンの成功実例を集めたサイトです:http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2009年9月20日 (日)

変化は夢を連れてくる

連日のニュースに民主党の必死な動きが見れる。

マスコミは、自民党目線で「既に不協和音」とか、かまびすしく報道している。世の中には官僚や自民党の政策を妥当にするための調査が山ほどあって、民主党の動きを阻止しようとしているように見える。

しかし、「変える努力」がこんなに美しい期待を抱かせてくれるのか、能天気な幸せを味わっている。

変化に対する期待、これこそ、「広告」が与えてくれる”小さな夢”ではなかったか。いまはない。クルマなんてほしくない若者には、クルマの夢はない。第三のビールには、夢はない。

実は、広告が効かなくなったという根っこは、そんなところにあるようにも思われる。

しかし、そんな世の中に広告が合わせていかなければならない。世の中が合わせてはくれない。

(同様の趣旨で)地球は人間に合わせてくれない、人間たちが働きかける必要があると説く、温暖化防止のCMが、あります。お楽しみください:

http://www.youtube.com/watch?v=ABfPPgnqFrc

キューピーヘッドからQPへ。顕著な広告効果をあげたキャンペーンを顕彰する権威のあるエフィー賞がありますが、日本語訳でご覧いただけるサイトです:http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月19日 (土)

世の中、甘くはない。

1preview_320_260 コカコーラが呼ぶ”インタラクティブ・ディスプレイ”というベンダーです。iPhoneを巨大にした感じで、大きな画面上で選んだ商品がグラフィカルな展開をする楽しいベンダーです。今年のカンヌの会場に設置して無料でコーラを提供したそうです(人が殺到して、数日後には撤去されたそうですが)。

”世界ブランド”のランキングが発表されて、コカコーラが1位になりました。(これは、世界市場を相手にし、30%以上の海外売上を持つ企業の中から選ばれたINTERBRANDというランキングです)。

でも、コカコーラにとって、いいことばかりではありません。米国の健康管理にに影響を与えているNEW ENGLAND JOURNAL OF MEDICINEが提唱したことがインパクトを与えています:「子供の肥満に間接的に影響している”砂糖を含む清涼飲料”に課税を。糖分1オンスにつき1ペニーの課税を」1本20%のコストアップになるそうです。

オバマ大統領は「ソーダタックスについては、一考したい」と言ったきりで、行動は起こしていないようです。

もちろん、コカコーラも黙ってはいません。CEOは「政府が国民に何を食べるべきか、飲むべきか言うべきではない。これじゃあ、昔のソ連と同じだ。あの国がいまどうなっているか言うまでもない」と怒っています。

1位のコカコーラ以外の順位は、2位IBM、3位マイクロソフト、4位GM、5位ノキア、6位マクドナルド、7位グーグル、8位トヨタ、9位インテル、10位ディズニーだそうです。

トップ10に入っていない企業で、急上昇しているのが、アマゾン、ザラ、ネッスル。急落したのが、金融系で、UBS,アメックス、モーガンスタンレー、AIG等。

”アマゾンが急上昇”というのは、一般的感覚より遅れていますが、本が売れていないのに順位上昇?不況で家にこもって本を読み始めたのでしょうか。そうだとすると、ポテトチップスにコカコーラが欲しくなります。ここは無糖のコークゼロでしょうか。

キューピーヘッドからQPへ:広告効果を顕彰した権威のある広告賞、エフィー賞の作品を日本語で見れる唯一のサイトです。http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月17日 (木)

良い広告は人を楽しくする

1 Preview_98_73            マクドナルドの楽しい広告をご紹介。街中に出現した”空中のポットからマクドナルドのカップに注がれるコーヒー”(カナダ) と”マックカフェになったので小さくなっているバーガー”(フランス)の微笑ましい広告です。

こんな広告ならいくつあっても許せますよね。良い広告は笑顔をつくります。笑顔をつくるために、クリエーターはがんばっています。

Apreview_320_260

エレベーターの扉を活かしたもの。抜け毛治療のソレント・ヘルスケア・コミュニケーションというインドの企業のポスター。閉じた扉には髪の毛があり、開くと徐々に髪の毛がなくなり、全開するとボールドヘッドになります(お分かりのように、人が乗っていると、この効果が見えないのが残念です)。でも、楽しい試みに拍手です。

こんな楽しくなるはずの広告が、なっていない例として、再生を賭けるGMのビュイック・ラクロスの広告。新生スローガンが”THE NEW CLASS OF WORLD CLASS(世界に通じるニュークラス)"。タグラインが”TAKE A LOOK AT ME NOW(私をちょっと見てください)"で、あまりの古さに脱帽:

http://www.youtube.com/watch?v=3vKR4m9_6TI

GMは「まず、一般の人々の関心を喚起し、メッセージは革新的であり、ブランドへの理解を深めるものを」広告エージェンシーに要望した。言うは易し、行うは難しの典型的オリエンテーション。

アドエイジに寄せられたコメントは、支持する意見もあるが、”時代錯誤”という意見が圧倒的だった。”とにかく商品が悪い”という指摘もあった。

ビルボードのキャッチコピーが”レクサスに代わる、飽くなき追求””ポスト・レクサスという選択””路上の怒りから羨望へ”と、どこにタグラインの”私をちょっと見てください”という謙虚さがあるのか、教えてほしい。企業の余裕のなさが、広告にも出るのでしょうか。

キューピーヘッドからQPへ。世界のキャンペーンの成功事例を集めたサイトです:http://www.qp21.jp

9545764

                                                                                           

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年9月15日 (火)

ギャンブルをしよう

P&Gプロクター&ギャンブルのeSAVERというサイトを開くと、割引クーポンがダウンロード出来る。こんな簡単な仕組みで、個人情報が集められる:

http://www.pgesaver.com/Sites/PG_eSAVER/Page/HomePage

つい先週、P&Gが4000億円目標の”360度コンシューマー・インサイト”作戦を発表した。ウエブサイトを通じて集めた顧客情報で、個々の生活動態が掌握でき、その人に合った商品を紹介して、販売促進を狙う ー 生活用品販売にAMAZON.COMの手法を適用する。

確かに、アマゾンで本を購入すれば、あなたに合ったこんな本が出版されましたと案内がE-MAILされる。これからは、P&Gから同様の案内が、顧客に届くことになる。

マイクロソフトのXーboxのビデオゲームにビートルズ版が発売される。お小遣いが少なくなった高校生を離れて、ベイビーブーマーをターゲットにシフトした。マイクロソフトが賭けにでた:

http://www.youtube.com/watch?v=HgGCvWLYah0&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=EdGoGbA7umI&NR=1

http://www.youtube.com/watch?v=kGzfhcnrB7Q

工夫と苦心をして新市場を拓こうとしている。日本の企業に提案する責任と義務が日本の広告会社にはある。

キューピーヘッドからQPへ:海外キャンペーンの成功事例を集めた新しいサイトです:http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月14日 (月)

全ての広告はスキャムだ?!

「国民目線」という言葉が、民主党の政策説明によく出てくる。

「企業目線」で営われていた国政が、変わっていく。企業の営利ために働くことが、官僚システムであり、国益に沿った手段だった(ように思われる)。

企業から国民へ、パラダイムシフトが行われている。ここに国民は賭けている。

実は、広告こそ「企業目線」でつくられている”商品”である。だから、大多数の広告が、国民と言うか「生活者目線」でつくられていないため、つまらないと飽きられていた。

しかし、お金を出している広告主のために”主張”しない広告はあり得ないだろうという反論も根強くある。でも、広告の手前の広告主に目をとられ過ぎて、向こう側にいる生活者に届かないメッセージを送り続けていたのではないだろうか。

Chaos041305広告は全てスキャム(迷惑メール)だ」と言って「インターネットに全てをとられて広告の混乱と滅亡が始まると主張を展開する著作”カオス・シナリオ”が、米国で業界を巻き込んだ議論になっている。

「プロダクト・プレースメントなんて、視聴者に見破られて、効果のないものになっている」とか、既存メディアでの広告手法をコテンパンに否定している。

「インターネットの最大の問題点は、お金を稼げないフリーネットワークがポイントで旺盛になっている。この不毛の土壌に誰が種をまいて栽培するのか」という反論もあり、議論はますます過熱している。

この議論の根っこには「生活者目線」があるように思われる。

キューピーヘッドからQPへ:http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年9月11日 (金)

エクストリームCM

2016158443_9320b8584a 常に面白いCMを提供してくれるフランスの”ORANGINA(オレンジーナ)”が、サントリーに買収されるというニュースがあります。

ただ、現時点ではサントリーは「話し合いがあったことは事実だけど、なにも起こっていないので、コメントできない」と、キリンとの提携関係の推移がからんでいるだけに慎重です。だから、売る方が業を煮やしてリークしているのでしょうか。

オレンジーナは、1951年に誕生し、それ以来いろいろな企業に買収されてきました。その中には、英国のチョコレート会社のキャドベリーもあります(このキャドベリーも米国の酪農製品で有名なクラフト社につい最近買収されていますが)。

「日本の企業の海外ブランドの買収は続くだろう。理由は、内需が少子化と高齢化でシュリンクしているために、海外に需要を求めざるをえない状況にあるから」とヘラルドトリビューン(9/11)が指摘しています。

買収が実現すれば、日本のクリエーターが面白いCMを制作する番ですが、最近のオレンジーナのCMが、セクシー過ぎると批判を受けています。社会学者のブログサイトに取り上げられています:

http://contexts.org/socimages/2007/11/21/french-orangina-ad-sexy-animals-and-erupting-orangina-bottles/

ブラジルの9.11のCMに次いで、今度はフランスのセクシーCMです。世界的にCMに話題を取り戻そうと過激に”EXTREME(エクストリーム)CM”が勢いを得ているのでしょうか。

キューピーヘッドからQPへ:成功した海外の広告事例集のサイトです。ご覧ください:http://www.qp21.jp

9545764_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

9.11

Wwftsunami09 9.11のワールド・トレード・センタービル崩壊のシーン。

我々は、21世紀の恐怖の目撃者として共通体験を持っている。

これは、CMに使ったら強いものになるゾ!と考えたクリエーターがDDBブラジルにいた。そして、広告主、WWFの許可を得ないで公共CMをつくった。「ツインタワービルの事故は、2,819人の生命が失われた。しかし、2005年の津波は、28万人の生命を奪った。この惑星が持つ脅威のパワーに畏敬の念を持とう」というメッセージだった:

http://www.youtube.com/watch?v=nCXEpdF53v8

このCMが、ワンショウという広告賞を受賞し、広告主が許可を与えてない作品だったことが判明し、失格。問題が公になってしまった(ワンショウは、このエージェンシーに対し、5年間の応募禁止処分をした)。

しかし、問題はもっと大きなところにある。人類の悲劇をCMに使っていいのかという良心の問題である。ところが、ブラジルの広告業界人は、「政治的規制は、広告表現の自由を奪うものであり、問題だ。広告は、そんなにシリアスに捉えるべきではない」とアメリカの広告人の激怒に対し、予想外の反論を展開している。

CMがインパクトを失ったと言われて久しいですが、CMに心臓をつかまれることは日本人誰も望んでないですよね。目を背けても、最近の大型液晶画面ですから、目にあまる状態になるのではないかと思います。

キューピーヘッドからQPへ:http://www.qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 8日 (火)

世界はどうも女性の時代らしい

不景気で内需が伸びないし、これから目指すのは、中国やインドだ。

日本だけでなく、世界中が思っているようですが、もっと大きな消費市場があると指摘する(Harvard Business Review9月号)レポートをご紹介します。

世界の消費の2,000兆円は女性がコントロールしていると言われています。世界の女性の総年収(09年度予測)は、1,300兆円。5年後には2,800兆円になると言われています。これは、5年後の中国とインドの経済圏のGDP国民総生産額の2倍以上に当たる。こんな大きな女性市場を掘っておく手はないという話です。

因みに、女性が決定権をもっている比率は;家具では94%:休暇では92%:住居では91%:クルマでは60%:家電では51%という世界平均データが出ています。

あるいは、世帯収入で主婦が使っている金額比率は;カナダ75%:米国73%:フランス71%:ドイツ70%:英国66%:日本63%:中国50%

レポートは、世の中の殆どの商品は、経営者を含め男性目線で設計されていることへの見直しを求めています。スエーデンの廉価な服飾ストアH&Mの従業員の80%が女性であり、77%のストアマネジャーが女性であることも、成功要因のひとつと数えています。

この世界調査は、ボストン・コンサルティング・グループが行って、いまも続いています。女性の方は、インターネット調査に参加されたらいかがですか:

http://womenspeakworldwide.com/letter-japanese.htm

キューピーヘッドからQPへ:販促効果のあったキャンペーンを顕彰する世界のエフィー賞入賞作品が日本語で見れるのは、このサイトだけです:http://www.qp21.jp

9545764_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ラジオが死ぬ前に

ブラジルの三菱自動車は、がんばっているようです。

三菱自動車の”branded radio(ラジオを自社広告PRメディアにする)"が、誕生しました。そのFMラジオ局では、ラリードライブを話題にする”冒険魂”とか、”あなたのパパは4X4?"とか、パジェロやランサーなどの三菱自動車の十八番のドライブ・ストーリーをやっているそうです。

F1ドライバーを夢見る少年やクルマ好きには、たまらない内容になっているようで、知らず知らずに三菱自動車が好きになりそうです。

ブラジルでテレビCMプライムタイム30秒1本で、1,900万円かかるところが、ブランディッド・ラジオならラジオ局1週間独占で、2,700万円なので、お買い得だそうです。

日本のラジオではこういうことが出来ないのでしょうか。世界の美食についての開高健の小説が朗読されたり、いろんな人のウンチクが聞けたりするどこかの食品メーカーのブランディッド・ラジオがあってもいいし。感動した映画を語るのがあってもいい。

ワンツーワンのリスナーに対して、徹底的に楽しませてくれる、週替わりのブランディッド・ラジオがあってもいいと思います。

キューピーヘッドからQPへ。海外の成功したキャンペーンが集録された新しいサイトをクリックしてください: HTTP://WWW.QP21.JP

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 4日 (金)

ブランド広告はここから始まる

”今年の好きなスローガン”を広告殿堂に入れようというアドエイジ主催の投票があります。30ほどある候補スローガンからご紹介しましょう。

・プライスレス(PRICELESS/MASTER CARD)  ・生きるためのアイデア(IDEAS FOR LIFE/PANASONIC)  ・ラスベガスで起きたことは、ラスベガスでしか体験できない(WHAT HAPPENS HERE, STAYS HERE/LAS VEGAS CONVENTION AND VISITORS AUTHRITY)   ・新鮮を食べる(EAT FRESH/SUBWAY)    ・あなたのやり方で(HAVE IT YOUR WAY/BURGER KING)    ・掲載するにふさわしいニュースだけを(ALL THE NEWS THAT'S FIT TO PRINT/THE NEW YORK TIMES)  ・あなたにふさわしいものを(BECAUSE YOU'RE WORTH IT/L'OREAL)   ・インテルついてます(INTEL INSIDE/INTEL)  

これ以外にもI LOVE NEW YORK, I'M LOVIN' IT, JUST DO IT, GOT MILK?などお馴染みのスローガンも候補に入っています。これらのスローガンを何年もかけてブランド広告で展開。日本の商品の差別化広告と行き方を異にしています。

昨年度の殿堂入りスローガンは、「あなたのために届けます(WE DELIEVER FOR YOU/US POSTAL SERVICE)」

ブランド固有のユニークなポジションを確立し、長い間使われても飽きない骨太なスローガンですから、コピーと異なり凄いなあと思わせるのは、マスターカードやナイキとか数件でしょうか。ラスベガスに関しては、そうだなあと思わず納得してしまいましたが。

キューピーヘッドからQPへ。成功した世界の広告を集めたサイトがあります。効果があった広告を顕彰するエフィー賞入賞作が日本語になっている唯一のサイトです:http://qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 3日 (木)

不況は右脳でつぶそう

「止まらぬ広告不況」と朝日新聞(9/2)にあった。確かに、広告業界は、自民党以上の逆風を受けているかもしれない。※自民党と言えば、衆議院選挙の際に流したCMが、選挙が終わった今も、YOUTUBEに放置されたままです。自民党は責任をもって撤去すべきだと思います。誹謗・中傷のCM同様見苦しいですね:

http://www.youtube.com/watch?v=9A8LnhLrz0A

広告不況に効く薬は、クリエイティブなマーケティング・コミュニケーションです。”発明コピー”が、展示されているサイトがあります。ぜひ、見てください:

http://www.learnsomethingeveryday.co.uk/

N839718187_1348393_4296 例えば、ヨーコ・オノさんのメッセージも掲載されています。”A DREAM YOU DREAM ALONE IS ONLY A DREAM. A DREAM YOU DREAM TOGETHER IS REALITY."(ひとりで見る夢は、夢で終わる。一緒に見る夢は、現実になる。)

たくさんのコピー、たくさんの発想があります。

翻訳機を片手に楽しんでください。

キューピーヘッドからQPへ。新しいサイトです。成功したキャンペーンを集めました。実効のある広告を顕彰するエフィー賞の入賞作品も日本語でご覧になれます。日本で唯一のサイトです:http://www.qp21.jp

9545764_2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年9月 1日 (火)

始めませんか、ユーチューブ・ビジネス

YouTubeに映像をアップして、人気ビデオになると、スポンサーがついて、投稿者にお金が入るというお話です。

1千万以上のビューアーが記録されたビデオの横が、いい広告スペースであることは言うまでもありません。そこに広告指定するスポンサーから投稿者にお金が払われるという仕組みです。

将来は、CGA(コンシューマー・ジェネレーティッド・アド)で、実際のCMに活用されることも充分に考えられることです。

では、それら人気ビデオです。1.手をつなぐラッコ(12,953,706 viewers):

http://www.youtube.com/watch?v=epUk3T2Kfno

2.サファリの感動ビデオ(45,733,726 viewers):

http://www.youtube.com/watch?v=LU8DDYz68kM

3.歯医者帰りで麻酔がとれない子供(28,397,703 viewers):

http://www.youtube.com/watch?v=txqiwrbYGrs

4.弟に指をかまれる兄(117,759,891 viewers):

http://www.youtube.com/watch?v=_OBlgSz8sSM&NR=1

私たちもトライしませんか。ただ、日本人が出ると向こうのCMに使われる可能性がないので、コーラにキャンディーを入れるとか、動物とか、凝る必要がありそうですが。

キューピーヘッドからQPへ。成功した世界のキャンペーンがご覧になれます:http://qp21.jp

9545764

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2009年8月 | トップページ | 2009年10月 »